宇宙Sixの湾岸ライブで思ったこと
前日まで全然楽しみではなかった湾岸LIVEの2日間が、とても楽しかった。
私が好きになった頃の林くんはたぶんもういないけれど、今は、今の林くんもすごく好きだ。
僕らは泣いて笑って
それでも明日を夢見てしまう
ありがとう 素晴らしき世界
宇宙Six 湾岸LIVE (仮) 土日のお台場・遊び場・踊り場 11月4日・5日
レポではなく、おたくのちょっとした戯言。しかもたぶん時系列ばらばら。
宇宙Sixが6人のグループになってた。They武道と、幸大と、原ちゃんと目黒じゃなくて、ちゃんと6人のグループだった。その事実が嬉しくてたまらなかった。
11月4日。私のどんよりした気持ちとは裏腹に、秋晴れでとても温かったお昼過ぎ。
例年の5月のクリエとは少し違った空気感が漂う湾岸スタジオの中。
宇宙Sixの単独クリエで本編いちばん最後に歌った曲が、湾岸LIVEの1曲目になっていた。
『Yes?No?』
僕たちのリフレクション 未来とすれ違う今日
必ずやって来る さぁ心を映して
変わぬ誓いをかわして 風の中へ 夢を急げ…
林くんたちがこの曲を歌う姿は幾度となく観てきたはずなのに*1、宇宙Sixの単独クリエでも歌ってる姿は見たはずなのに、初めて聞いたような気がした。この6人で歌う『Yes?No?』。
亮太が、「間違ってもそうじゃないけど、もう俺らの曲みたいなところあるじゃん!?」って言ってて、そうだ、この曲は、特別だ。
思い返せば『Yes?No?』は2013年の屋良くんとのクリエ、They武道コーナーから、歌うメンバーが変わっても、クリエで毎年必ず歌ってきた。きっと、偶然ではない。
もっとも、懐古したいわけではない。
過去がなくなったことになっていなくて、ちゃんと覚えてていいんだよ、大切にしといてね、って遠回しに言ってくれてるように感じた。おたくの思考回路はとても都合良く出来ている。
MCで、ジェスチャーゲームで争って負けたチームが罰ゲームをするという軽いコーナーがあり、オーラスでは林くんのチームが罰ゲームをすることになった。メンバーは林、原、江田。罰ゲームは、プロポーズの言葉。6人の中で林くんだけが5公演惨敗したので、林くんだけやればいいじゃん!という流れになった。
それもありだ。でも、亮太が
「俺は江田ちゃんも見たいな〜みんなも見たいよね!?」
と言い出し、江田ちゃんが軽々と階段のてっぺんまで駆け上がって一言。
「もうプロポーズじゃなくていい?それっぽいの言うね?」
勝手に罰ゲームの内容を変更して叫ぶ。
「俺と海遊館行かへん?!」
若干声が潰れていた。エセ関西弁!と突っ込まれ、やっぱり締まらないからこの人にも〜って、しょーちゃん、だったかな、しょーた、だったかな、亮太が林くんに行くよう指示した。林くんが嫌な顔ひとつせず、むしろ積極的に、江田ちゃんが行く前から自分も行くことが当たり前に思っていたかのように、階段を登り始めた。
驚いた。今までの感覚だと、たぶん林くんは行かない。亮太に振られても、たぶん行かない。だけどこの日は、「俺を一生養ってくれ〜〜!」って言って、「何も思いつかなかった」って言いながら降りてきた。*2
原ちゃんは、罰ゲームをしなかった。原ちゃんはやらないのか…?って、隣の連番とそわそわしてた時に、ちょうど私の少し前に立っていた原ちゃんが言った。「あ、時間ないっすもんね…」。だけど、3人分の尺がなかったから、原ちゃんがいくように言われなかったことではない事、原ちゃんに伝わっててほしいなと思った。心が折れちゃう原ちゃんで終えるのではなくて、林くんがしっかり片付けてくれた。
宇宙Sixがあまりにバランスがとれていたので驚く。本人たちも、おたくも、慣れるのが早い。
幸大が「まだ宇宙Sixの誕生日迎えてないのに1年足らずでこんなにお知らせができて嬉しいね!」みたいなことを言っていた。いままでのお知らせといえば、始まっていない先輩のツアーバックは言えないので、これから雑誌に掲載されることと既に掲載された雑誌のこと。主にそれくらいで、こういう舞台があって、あらすじはこうで、いま稽古中で、なんてことを彼らの口からきくことはなかった。
宇宙Sixの名前をもらった日は2016年11月1日で、グループのお披露目が2016年11月11日。結成日。この湾岸LIVEが発表された頃はしばらく、どうせなら11月11-12日に宇宙Sixがやって、4-5日にMADEがやればいいのに、と思っていた。けれど今あらためて、思い出に残る日にちが増えることは、嬉しい。
林くんが楽しそうで安心した今だから書ける。去年の嵐ツアーの名古屋公演最終日が自分の長年のおたく歴史上最悪なコンサート日だった。もうこんな思いは二度としたくないし林くんがそうなら宇宙Sixも私は応援できない。本気でそう思った。翌週の東京ドーム及び年明けヤフオクドームにて、その感情は薄れることとなるし、1年経った今では仕方ないかなとも思うが、それでもあの日のことはたぶん一生忘れない。
今の林くんもちゃんと好きだけど、私が好きになった頃の林くんはたぶんもういない。